NHK

いたるところで分断です

 「名前はなんて言うんだ」とコンビニの入り口から店内に向かって大きな声を出している年配男性がいました。ちょうど通り過ぎる時に店内を覗くと、きつい口調と表情で「マスクをしてないから」と手で追い払う仕草をしている男性店員がいました。

 どっちもどっちなのかな。マスクに効果があるのかどうかはさておき、みんながしている中ではやはりしていない方が不利。しかし店員の態度もまた極端だと思いました。

 朝のNHKニュースでは、防じんマスクをして患者にあいさつをした医師が解雇され、医療機関を訴えてい裁判で、さいたま地裁が解雇を不当とし、2000万円の支払いを命じたと報道していました。医療機関の言い分は、防じんマスクとゴム手袋をして患者の不安を引き起こした上、職場の秩序を乱し、甚大な被害を及ぼしたというものです。

 これもどっちもどっちという気がいたします。防じんマスクはちょっと行き過ぎじゃないかと思いますし、解雇しちゃうのもどうなかな、と感じます。

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が「コロナがどういう形だろうと必ずやる」と発言したことに対し、世界のメディアは「とんちんかん」などと批判が相次いでいるという問題。

 森さんの、出たい人、見たい人の気持ちを慮る姿勢はわかりますが、やはり言い方が強すぎますよね。

 すべて、どちらも極端です。だから分断してしまうのではないでしょうか。

 米国のトランプ共和党とバイデン民主党の戦いから、分断という言葉がクローズアップされました。それは世界中、日本の片隅にまで広がっている感じです。世の中が、どんどんギスギスして行きます。寂しいですね。悲しいですね。どうしたらいいのでしょうか。

 コロナで何が起きているのか。誰が得をするのか。誰でも幸せに生きる権利がある。それを侵害することは許されない。ただいつの世も、悪人はいなくなりません。せめて自分は、そういう流れの中でも負けずに、人生を楽しんで行きたいと思います。一人でも多くそうあってほしい。では、また。ペレレイ、ペレレイ。

事実はどこにあるのかな

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を惠理先生と楽しみに観ています。もうすぐクライマックスの本能寺の変です。

大河でなく、大海ですみません。

 それを前に興味深い記事が1月3日付け朝日新聞に独自ダネとして掲載されました。これまでの定説を覆すもので、光秀は本能寺には行かず、8キロ南の鳥羽に控えていという古文書が見つかったというのです。事件から87年後にまとめられた加賀藩の兵学者、関屋政春が書いた「乙夜之書物(いつやのかきもの)」。この中に当事者の証言がありました。事件に関わった重臣斎藤利光の三男利宗が、甥で加賀藩士の井上清左衛門に語ったものです。これまでの定説では光秀が現場にいたことになっていますが、実は裏付ける資料はないのだそうです。発見した人も東大教授も信ぴょう性の高さを認めています。

 びっくりですね。さて大河ではどう描写されるのか、といっても撮影はだいぶ前に終わっているから、どうしようもありません。たぶん。

 僕が言いたいのは、「事実」についてです。400年以上も前のことなんか分かるわけないよ、というのも分かります。ただし「事実」はひとつです。それがちゃんと伝わってこなかった。「事実」は変わらないのですが、歴史は変わりますね。

 さらに言いたいのは、じゃあ現在はどうなのか、ということです。すべて事実だけが伝えられているのでしょうか? つい70数年前の第2次世界大戦はどうでしたか。敗戦へまっしぐらに突き進んでいるのに、大本営発表は連戦連勝。報道も追随しました。国民は騙されました。

 では画像は本物か。例えば野球中継で今は投手後方のセンターカメラからバックネットを背景に打者との対決を写すことが主流になっています。観客が500人しかいなかったとして、全員をバックネット裏に集め定点で最後まで放送をしたら、見ている人は満員だったと勘違いしますよね。

 本当のことを知るのは、証明するのは取材できない一般の人には難しい。それでもこれまでの人生観、知識、五感を総動員して疑ってかかり、せめて「真実」に近づかないと、だまされてしまうということです。

 権力は続けば腐りやすいです。何でもできるし、やってしまう。だまされるのは力のない私たちですよ。目を開きましょう。そう言いたい例として過去の発見を出しました。

 珍しく真面目になりました。ペレレイ、ペレレイ。ヒーリングでたまった垢をそぎ落とし、スッキリしましょう。では、また。

歴史を感じます、ご縁は巡る

 

NHKの朝ドラ「わろてんか」を観ていますか。来週がいよいよ最終週ですね。先日、大阪に出張した際、大阪天満宮に行ったのですが、裏門に「天満天神 繁盛亭」という寄席があり、ふと気になってシャッターを押していました。ガイドブックを見ていて、この地にかつてあったのが、主人公のてんと藤吉が初めて買った端席「風鳥亭」のモデルとなった「第二文藝館」だったことを知りました。

 

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成功する、成功しないの違いは?

 

定年まで2年を残し、会社を自主卒業して早1年半が経ちました。いろいろ挑戦もして、様々な経験もして、会社時代とは違った人と交流し、世界が広がりました。楽しくやっていますけど、何もかもうまくいっているわけではないです。思い描いていたものとは違うこともあります。

 

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