自然体は難しい!?

 最近、有名バンドのボーカリストがドラマに出演しています。日本テレビ『ウチの娘は、彼氏が出来ない‼』には、Alexandrosのボーカル、ギタリスト川上洋平が出ています。

 演技はお世辞にも上手とは言えないと思います。何でしょう。のっぺりしているというのか、セリフは棒読み的な。「ワタリドリ」を歌っているビデオを見るとメチャクチャかっこいいんですけどね。

 もう一人。放送が終わった朝ドラ『エール』で古賀政男役を演じたRADWINPSのボーカル、ギタリスト野田洋次郎。アニメ映画『君の名は。』の主題歌「前前前世」で知られています。

 この人の方が川上洋平より良かったと思いますが、それでも表情にメリハリがないというのか、平板だったと思います。ざっくり表現するなら、お二方とも自然体ではなかったということかなと思います。

 そりゃ無理ですよね。畑違いで、訓練を受けていませんから。そこで昔のことを思い出しました。プロ野球選手もかつてはよくCMに起用されていました。撮影現場に取材に行ったものです。

 みなさん概ね棒読み、無表情。ところが一人だけズバ抜けてナチュラルでうまい人がいたんです。元巨人のエース江川卓さん。野球解説だけでなく、今でもタレントとして幅広く活躍しています。

 共演者が気の毒になるほどに上手でした。自然でした。何ででしょう。訓練などしていませんから、センスとか才能とかなんでしょう。

 ひとつ言えるのは、程よく緊張はしているでしょうが、緊張が度を過ぎて硬くなることがない。余裕なのか、肩の力が抜けている。良く見せようという意欲は必要だと思いますが、それが強すぎて萎縮してしまうこともない。そんな感じでしょうか。

 僕は若い頃、後に日刊スポーツの社長、佐渡市長を歴任した先輩や、テレビ局に転職した同僚に「肩の力を抜け」と言われていました。自覚はないんですけどね。でも、今思えば、力は入り過ぎていた(笑) だから悪いとは思いません。それでなければ闘ってこられなかった。生きてこられなかった、とは感じます。その上で思います。自然体はいいな、と。その方がカッコいいです。

 ペレレイもパワフルですが、自然の力ですよ。惠理先生のペレレイヒーリングを受けて本当の自分、力の抜けた自分を取り戻してください。ではまた。

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