石川町

野生の力を味わう

 原村の家から車で10分にある燻製の美味しい「カナディアンファーム」へランチに行きました。惠理先生とハンバーグを頼んだのですが、店主が「豚がいいか、鹿がいいか」と聞いてきました。

 なんと鹿です。当然、そちらを頼みました。すると即座に店主から「うまいよ」と嬉しそうな答えが返ってきました。敬遠する人が多いのかも知れません。僕たちは迷いません。最近、ジビエづいており、その魅力にはまりつつあるからです。石川町にも店主自ら狩猟する店があるのです。

 さて、その鹿のハンバーグ。噛んだ瞬間から違います。噛むたび、口の中を野生の鹿が疾走します。走り回る筋肉を感じます。家の前で2頭の牡鹿と女鹿が並走する姿を見かけましたが、その映像が浮かび上がってきました。

 味も濃い。噛むたび、濃厚な肉汁が溢れてきます。幸せです。こんな美味しいハンバーグを食べたことがありません。ただ、店主の友人が狩猟してきたそうで、いつもあるとは限らないのが少し残念。それだけ貴重な味を堪能できたわけです。

 原村での楽しみがまた増えました。我が家の天然の井戸水がうまい。空気がおいしい。ことに霧に包まれた時の涼やかな清涼感は筆舌に尽くせません。自然の力がそこかしこに漲っています。

 こんな環境の中に身を置いていると、体も頭もスッキリするでしょう。細胞が生き返りそうです。細胞が喜びそうですね。いやあ、標高1100メートル、万歳!

 では、また。ペレレイ、ペレレイ。

ああ、根岸線よぉ…

 人との相性ってありますよね。電車ともあるのかな?

 僕は根岸線とどうもタイミングが合わないのです。京浜東北線の一部、横浜~大船間の通称が根岸線ですね。惠理先生のカウンセリングルーム「フェアリィ」の最寄り駅が関内もしくは石川町。横浜からは桜木町、関内、石川町と続きます。

 横浜から帰る時、不思議と桜木町止まりが必ず来るのです。大げさに言うと2本に1本が桜木町までしか行きません。大船行き、磯子行きの合間に必ず桜木町終点がやってくる。

 僕はそのたびカリカリ、イライラします。すると惠理先生は「怒らない、怒らない。気が悪くなるよ」と言います。僕は短気で信号待ちも嫌いなので、すぐ切れてしまう。よくないと思います。反省です。

 関内から乗るとき、次の電車まで間があることが多い。こういう時は貨物列車が通過するのです。根岸駅から根岸線内を走り、桜木町の先で別れて新鶴見に向かいます。この概ね石油を積み降ろしする貨物が、僕が関内駅ホームに上がると、ほぼ毎回のように走ってきます。

 こちらはイラッとしながらも笑ってしまいます。「またかい」と突っ込みながら。あまりに毎回のように遭遇するので、惠理先生も半ば呆れながら「何かのメッセージかな」と考えています。そして「分かった」と膝を打ちました(打つわけないか)「ZiZiが短気だから、桜木町止まりや貨物が来るんじゃないの? 短気が治ったら来なくなるよ」

「うーん、ニャーるほど」。参ったなぁ。じゃあ長気になるか。※長気なんて言葉はありませんが。

 そういう妙な縁というかタイミングってありませんか。たぶん惠理先生が言うように、何かのメッセージなのかもしれません。僕が鈍感なので、気づくまで続くのかもしれません。

 宇宙からの有難いメッセージなのに受け取れていないのだとしたら、どうしよう。根木線様、どいういう意味ですか。教えてチョンマゲ(古っ)

 では、また。ペレレイ、ペレレイ。