日本大通り

手乗りスズメかい‼

惠理先生が差し出すパンを食べるスズメ

 ホバリングとはヘリコプターが空中で停止していることですね。スズメちゃんのホバリングを見て釘付けになりました。

 朝の山下公園でのラジオ体操帰り。日本大通りにあるグーツでの出来事です。新緑の並木通り沿いに置いてあるテーブルで惠理先生とパンを食べていると、スズメがやってきました。僕の足元で物欲しげに見上げています。キャットフードの袋を見上げて「早くちょうだい」と催促する愛猫マリンのように。

 しばらく放っておくと、地面から垂直に飛び、テーブルの高さでホバリング。「そのパンちょうだいよ」と訴えてきます。その芸当に免じてパンを差し出すと喜色満面(表情がわかるかい!)で食いつきました。

 さらには、惠理先生にも積極果敢にアピール開始。ついには手からパンを食べました。ただの本能でしょうか。どうにも感情のようなものを感じます。考えているようにしか思えません。

 唸ってしまいます。食物に対する行動力に対してです。生きるための根源的な姿に感動すら覚えました。

 大事なことですね。スズメから勉強させていただきました。大切なことは行動です。素直に速やかに動くことです。そうすればパンは与えられます。たぶん…。では、また。ペレレイ、ペレレイ。 

桜だ、新緑だ

 もう春ですね。3月17日、横浜に桜の開花宣言が出ました。大さん橋の入り口近くにある横浜キリスト教会横浜海岸教会の脇に咲くソメイヨシノは毎年なぜか超速で開花します。すでに5分咲き程度。こうまで他と足並みが違うのもどうかと思いますが…。

 横浜公園の神代曙も咲き始めました。ソメイヨシノよりほんのり色濃い品種です。神代植物公園に原木があるそうです。これも毎年早めに花開きます。

 さらに早いのが寒桜ですね。こちらは早咲きの品種、なにしろ「寒」ですから当たり前。ところが満開は分かりますが、その隣に五分咲きあり、なぜかまだ蕾あり。隣同士で開花速度が全く違うのも不思議です。いずれにしろ春到来です。

 そして新緑。今日18日、芽吹いていることに惠理先生が気づきました。海岸通りの横浜開港資料館前です。

 この樹の葉の形が♡なんです。この写真にも写っているんですが、分かりますかね。分かんねえだろうなあ。これからどんどん目に鮮やかになっていきます。

 16日に書いた「花鳥風月の花と鳥ですよ」といい、僕らしくないテーマですね。風流とは縁遠い人なので。つまり惠理先生の影響です。散歩をしている時、ボンヤリしている僕に、いろいろ解説をしてくれています。

 前は季節に鈍感でしたが、最近は多少は意識をするようになってきました。そうなると意外と愛おしいですね。年齢的なこともあるのかもしれません。桜の良さを感じるようになったのも人生の半ばを過ぎた50歳ぐらいからですから。

 しかし、ついこの間、日本大通りで紅葉を愛でていたように思うのですがね。光陰矢の如し。時の流れが早い! 時の流れには逆らわず、身を任せつつも、季節の移ろいを楽しんで行きたいと思います。では、また。ペレレイ、ペレレイ。

店名、人名の不可思議

 朝の散歩、日本大通りを歩いていると、「白洋舎」と書いてあるバンが停まっていたので、店名について考えてみた。

 「白洋舎」といえばクリーニングというイメージは固まっています。しみ込んでいますね。絶対にラーメン屋とは思わない。

 逆に言えば、「来々軒」なら100%ラーメン屋を想定します。暖簾をくぐってクリーニング屋だったら、のけぞります。間違いなくラーメン屋しかない。洋食屋でもないでしょう。

 名は体を表す。いかにネーミングでイメージを左右するか。もっともこの頃、ベタな「来々軒」はあまり見かけません。たぶん、コテコテで古めかしいからでしょう。

 何度も何度も聞いているうち、馴染んでしっくりくる。そういうことはあります。人名もそう。かつての名プレーヤーに阪神の掛布さんがいました。最初、「かけふ」と聞いた時は違和感全開でした。「え、それ苗字? 」というくらいに。

 ところが活躍を重ねていくにつれ、掛布という名前が新聞、テレビで連呼されますから、いつの間にか違和感は消え、逆にかっこいいとさえ思えるようになります。ついには「か、か、か、か、掛布さん」(金鳥蚊取りマットのCM)で一世を風靡するに至り、「かけふ」という語呂もすっかり定着してしまう。

 外国人名もそうです。オードリー・ヘップバーンなんて、子供は発音しにくかった。大女優になって、世界中で連呼されていうるうち、輝いて聴こえるようになるから不思議です。

 「矢後洋一」。変な名前だと思って62年生きてきましたが、ここまで考察した結果、結論は言わずもがなです。メジャーになる! それしかない。チャンチャン。

 では、また。最後は妄想でした。ペレレイ、ペレレイ。