朝の散歩、日本大通りを歩いていると、「白洋舎」と書いてあるバンが停まっていたので、店名について考えてみた。
「白洋舎」といえばクリーニングというイメージは固まっています。しみ込んでいますね。絶対にラーメン屋とは思わない。
逆に言えば、「来々軒」なら100%ラーメン屋を想定します。暖簾をくぐってクリーニング屋だったら、のけぞります。間違いなくラーメン屋しかない。洋食屋でもないでしょう。
名は体を表す。いかにネーミングでイメージを左右するか。もっともこの頃、ベタな「来々軒」はあまり見かけません。たぶん、コテコテで古めかしいからでしょう。
何度も何度も聞いているうち、馴染んでしっくりくる。そういうことはあります。人名もそう。かつての名プレーヤーに阪神の掛布さんがいました。最初、「かけふ」と聞いた時は違和感全開でした。「え、それ苗字? 」というくらいに。
ところが活躍を重ねていくにつれ、掛布という名前が新聞、テレビで連呼されますから、いつの間にか違和感は消え、逆にかっこいいとさえ思えるようになります。ついには「か、か、か、か、掛布さん」(金鳥蚊取りマットのCM)で一世を風靡するに至り、「かけふ」という語呂もすっかり定着してしまう。
外国人名もそうです。オードリー・ヘップバーンなんて、子供は発音しにくかった。大女優になって、世界中で連呼されていうるうち、輝いて聴こえるようになるから不思議です。
「矢後洋一」。変な名前だと思って62年生きてきましたが、ここまで考察した結果、結論は言わずもがなです。メジャーになる! それしかない。チャンチャン。
では、また。最後は妄想でした。ペレレイ、ペレレイ。