キャッチコピーがスゴい

 スゴいシリーズですね。

 新聞の折り込み広告を眺めていたら、「面倒見の良い塾 〇〇ゼミナール」というコピーが目に入り、思わずのけぞって笑ってしまいました。

 面倒見の悪い塾ってあるんかい! って突っ込みたくなります。当たり前でしょ。でも当たり前を臆面もなくズバッとストレートに提示するから、印象に残ります。微笑ましいほどに。

 キャッチとは「つかむ、とらえる」ですよね。キャッチーとなると発展的に「人の心をとらえる、覚えやすい」になる。

 キャッチコピーは「覚えやすい原稿」です。CMなどの売り文句です。昔「禁煙パイポ」に「私はコレで会社をやめました」と冴えない中年男性が小指を立てて見つめるCMがありました。笑いました。覚えている方は年配かな。

 当たり前といえばセブンイレブンには「あいてて、よかった」があります。サンクスは「すぐ、そこ」です。でも、この当たり前がいいんです。当たり前をズバッと表現しきるのは至難の業です。だから面白い。

 それにしても、面倒見の良い塾です。改めて凄いです。考えようによっては、そう言わなければならない雰囲気があるのでしょう。つまり親身さが足りない、と感じている親御さんが多く、上記の〇〇ゼミナールは、そこに訴えかけた。

 折込チラシを裏返すと、そこには『面倒見の良い理由「わからない」を大切にします』とあります。うーん、さらに凄い。中学生の頃を思い出します。分からないことが恥ずかしく、先生やみんなの前では誤魔化していました。ところが一人、分からないと分かるまでいつまでも「分かりません」と意思表示をしている子がいました。その子は進学校に合格しました。

 とても勉強になった。当たり前のことを当たり前にやる。そのことをも、この〇〇ゼミナールのコピーは伝えてくれています。

 では、また。ペレレイ、ペレレイ。

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