山下公園

手乗りスズメかい‼

惠理先生が差し出すパンを食べるスズメ

 ホバリングとはヘリコプターが空中で停止していることですね。スズメちゃんのホバリングを見て釘付けになりました。

 朝の山下公園でのラジオ体操帰り。日本大通りにあるグーツでの出来事です。新緑の並木通り沿いに置いてあるテーブルで惠理先生とパンを食べていると、スズメがやってきました。僕の足元で物欲しげに見上げています。キャットフードの袋を見上げて「早くちょうだい」と催促する愛猫マリンのように。

 しばらく放っておくと、地面から垂直に飛び、テーブルの高さでホバリング。「そのパンちょうだいよ」と訴えてきます。その芸当に免じてパンを差し出すと喜色満面(表情がわかるかい!)で食いつきました。

 さらには、惠理先生にも積極果敢にアピール開始。ついには手からパンを食べました。ただの本能でしょうか。どうにも感情のようなものを感じます。考えているようにしか思えません。

 唸ってしまいます。食物に対する行動力に対してです。生きるための根源的な姿に感動すら覚えました。

 大事なことですね。スズメから勉強させていただきました。大切なことは行動です。素直に速やかに動くことです。そうすればパンは与えられます。たぶん…。では、また。ペレレイ、ペレレイ。 

飲んでも歩いて帰れるし

骨付きラムは絶品ですがな

 山下公園ラジオ体操の会会長に誘われ、山下町にできたハイアットリージェンシーのランチバイキングに行きました。スパークリング、赤白ワインの飲み放題付です。様々な肉、寿司、中華など和洋中を網羅し、デザートも豊富。味も高レベルで至福のひとときでした。

 ホテルを出て分かれると僕たちはブラブラと元町で買い物をして帰りました。これまた贅沢な時間です。出費は別として環境面だけを考えれば、当たり前のことと思っていました。職住接近ならぬ食住接近ですね。

 原村は違います。歩いて20分弱のところに辛うじて飲める蕎麦・うどんの店が1軒あるばかり。他は車がないといけません。アルコールは無理です。タクシーも少ないし呼べば高い。流しなどあるわけもなく、地方によくある運転代行も遠くに1社あるだけ。こちらはさらに割高で、飲み代が倍になりかねません。

 そうまでして外で飲めますか。金が湯水のように使えるならともかく、当たり前に無理です。2週間の滞在で外飲みは、1度もありませんでした。毎日、惠理先生が驚愕的美味の料理を作ってくれ、八ヶ岳と甲斐駒ヶ岳という名山に囲まれた中での夕食は、プライスレスの贅沢です。

 つまり、どっちもかけがえのない素晴らしさを持っているということになります。どっちも交代で楽しめるなんて、幸せ以外の何物でもありません。感謝の気持ちがよりいっそう強くなりました。

 便利も良し、不便もまた良し。いろいろなことが還暦を過ぎて分かってきたこの頃です。それでは、また。ペレレイ、ペレレイ。

デッキの舞台でラジオ体操

陽が上る八ヶ岳をバックにラジオ体操

 デッキがまるで舞台のようです。東に陽が昇る八ヶ岳、南に甲斐駒ヶ岳。名山に囲まれて体を動かす朝のラジオ体操の何と気持ちのいいことでしょうか。

 山下公園で海を前にベイブリッジ、大さん橋ふ頭に囲まれているのも幸せですが、それぞれに良さがあります。甲乙つけがたし。海と山。南岸の温暖な気候と高原の冷涼さ。都会と田舎。すべてが対照的です。両方を満喫できることはプライスレスの贅沢です。

 デッキの前には手作りの畑が広がっています。その中にはカエルが遊びに来たり、小鳥が羽を休めに来たり。

 しかし、鹿です。横断している足跡を発見。今後、農作物ができてきたら、対策が必要です。と、思っていたら隣のトウモロコシ畑に所有者、M青年がたまたまチェックにやってきました。

「トウモロコシもやられました。ビニールを被せるより、ネットで囲うのがいいですよ」とアドバイスをくれました。

 とはいえ、僕たちにできるのか? 「自力で作るのは難しいでしょう? 」

「いえ、そうでもないですよ」

  調べたら杭もネットも豊富に売っています。では早速やってみましょう。次回の課題です。

 体操から脱線してしまいました。キーンと冷たい空気の中でも、太陽が昇って行くにつれて、日差しが暖かくなっていきます。寒くはありません。動いていれば、なおさらです。

 その後、朝食後のコーヒーもデッキで飲みました。夕方のビール(ビアガーデンならぬビアデッキ)もいいけど、コーヒーもまた格別です。

 デッキライフを楽しみます‼ では、また。ペレレイ、ペレレイ。

甲斐駒ヶ岳を眺めながらラジオ体操

花鳥風月の花と鳥ですよ

寒桜に止まるメジロ

 山下公園でのラジオ体操の後、横浜公園内の彼我庭園を通って帰ります。カモやらカメやら、野鳥も飛来しいつも賑やかです。今は横浜スタジアムの横に寒桜が咲いており、花が大好きな惠理先生が彼我庭園に入る前に見て行こうと言いました。

 何本かあり開花速度に違いがあります。もうかなり散っているものがあるかと思えば、まだほとんど咲いていないものもあり隣同士なのに不思議な感じです。その中で満開の木を眺めていると、年配と言うより初老に近い男性が声をかけてきました。

 「メジロがいっぱい止まっているよ。蜜を吸っているよ」と。よく見ると何羽も止まって蜜を吸っている姿が見えてきました。色はよく分からないのですが、確かにスズメより小さい。

 「その桜が終わると、次にこっちの桜の蜜を吸うんだ」と、蘊蓄を語ります。隣を見ると枝垂れ桜です。なかなか花鳥風月に詳しい方のようです。僕は花より団子なもので…。

 他の木にもかなりの数のメジロが止まっているのが分かってきました。群れで行動をするんですよね。並んでいることも多いらしく、「目白押し」の語源になっています。早起きは三文の徳。散歩をしていると、見ず知らずの人と会話を交わし、知識が増えたり、交流の輪が広がったりします。

 僕は花も鳥もよく分かりませんが、惠理先生は先ほども言いましたが、花が大好きです。これから横浜公園ではチューリップが盛大に咲き誇ります。もう蕾が開き始めたものもあり、惠理先生は浮き浮きしています。

 毎日、幸せそうです。春が大好きなんです。さすがに4月26日生まれは違います。花に囲まれているとご満悦です。

 ちなみに僕は8月15日生まれ。戦争が嫌いです。平和の使者として世の中に愛と光を届けて行きます!(本当かい?)それは惠理先生のお役目で、僕はあくまで黒子ですが…。では、また。ペレレイ、ペレレイ。

天気予報が気になる…

 若い頃は天気なんて気にしていなかった。僕は野球記者が長かったので、雨が降るかどうかで試合の有無もあったため、仕事上の問題として注意や意識をしていたていど。

 いつ頃からか、天気予報を見ないと落ち着かなくなった。天候に左右されるような問題はないのだが、3年半前から早朝、山下公園でラジオ体操をするようになったことが契機になっていたかもしれない。

 朝の天気予報を見ることが、日課になった。週間予報で、今後の行動への影響を頭に入れて置く。だからといって、雨だから外出しないという判断にはならないけど、心の準備ができるかもしれない。

 若い頃は何事にも鈍感だったり、無頓着な傾向はあった。季節感とか旬のものにも無関心で…。桜が咲こうが、梅が咲こうが知ったこっちゃない。「だからぁ? 」てなもんで。

 ところが「あと何回桜が見られるかな」なんて感慨を抱くようになってからは、桜も梅も愛おしくなったり、寒ブリに有難みを感じで食したり。

 天気とは違うかもしれないけれど、おしなべて敏感になっているように思う。すべてに愛情を持って接することができるようになっているというか。

 以前は雨が嫌いだった。風が吹くのもイヤだった。そう文句を言うと、惠理先生から「雨だって大切なんだから、感謝しないと。雨が降らなかったらどうするの」と言われて、 ハッとしたことを覚えている。

 一昨年だったか、金沢で白山を眺めながら、しとしと降る雨を、とても美しいと感じてからは雨も好きになった。

 花鳥風月。命あるものも、命ないものも、すべてが愛おしいと思えるようになってきた。歳をとったかな。でも、そういう気持ちになれたのなら、歳を取ることも悪くない。そう思う。

 では、また。ペレレイ、ペレレイ。

芝生でナチュラル・ヒーリングです

山下公園の芝生が生まれ変わりました。冬芝の養生のため、僕たちが毎朝ラジオ体操をやっている場所が、長い期間立ち入り禁止だったのですが、昨日解禁されました。青々(緑ですが)としていて、フカフカで、まさに自然の絨毯です。体操仲間も「幸せだあ」と恵理先生の口癖を口にしていました。

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失って初めて知る、感謝の気持ち

山下公園の芝生が一部、立ち入り禁止となっています。結構な広範囲です。いつもは当たり前に踏み込んでいたことができない悲しさよ。今まで感謝の気持ちなどなかったのに、「ありがたかったのだなあ」と思い直しました。

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毎日、続けるということ

3日から4泊5日で大阪、京都へ行って来ました。そのため毎朝の日課となっていた山下公園でのラジオ体操ができませんでした。帰ってきてからも8日、9日と朝方は雨で、行くことができません。つまり1週間のご無沙汰です(玉置宏なんて昔の名司会者は知らないかなあ) 続きを読む