ヒプノセラピスト養成講座

4日間のヒプノセラピスト養成講座エキスパートが22日、終了しました。今回は4人の生徒さんたちが卒業し、ヒプノセラピストとなりました。ベーシック4日間、アドバンス4日間を経て合計12日間の集中講座です。教える方も学ぶ方も緊張し集中し、終わればぐったり、しかし充実感たっぷりという感じです。そんな疲労感は、うらやましい。ビールが美味しいでしょうね!

オブザーバー的な感じで毎回、参加というか拝見しておりますが、講座を重ねるごとに進化していることには少なからず驚いております。教える技量がアップしていることもあるのでしょうが、生徒さんの質も確実に進歩しています。

 

フェアリィの講座の売りというか凄みは、エキスパートでは実際にクライアントに来てもらい、生徒さんがカウンセリングとヒプノセラピーを行うことです。これは本当にスゴイ。

真剣勝負です。教わっていないことが次々に襲い掛かってきます。機転をきかして乗り越えていかなければいけません。実際に活動を始めれば、料金を頂戴するのですから、満足、納得していただける内容、レベルでなければいけないのは当たり前の話です。実際にスタートする前に、本物のクライアントと対峙できる機会があるのは素晴らしい。

 

運転免許でいえば、教習所と一発試験の違いを感じます。教習所はところてん式に卒業できます。ところが公安官が乗る一発試験は完ぺきに運転しなければ、ミスをした瞬間に試験中止です。僕は酒飲みなので運転免許は不要と思っていたのですが、山梨支局に転勤すると車がないと不便で仕方がなく、仕事前の早朝、私設教官に運転技術を習い、28歳の時に試験を受けました。

5回落ちて、心が折れました。「もういいです」と先生に言いました。すると「じゃあ、もう1回だけ受けてダメならやめたら」と言われました。その6回目に合格しました。もう運転は完ぺきです。狭い山梨の道路もまったく怖くない。若葉マーク中の上級者気分です。教習所上がりの下手な人とは違います。

フェアリィの生徒は、おざなりな教習所ではなく、一発試験で合格したようなもの。最初から完ぺきにはできないにしろ、頑張ればできるという自信を持っていいし、こちらも期待できます。

 

今回の4日間も本当に悩み、苦しんでいるクライアントがいらっしゃってくれました。傍観者の僕が愕然とする内容ばかり。僕にはできません。新聞記者として取材し記事は書けても、深い悩みをうまく聞き出し、かつ癒すなど、あまりに難しい。

それでも少しでも心の負担や重荷が軽くできたら、どんな素晴らしい仕事でしょうか。カウンセリングは一般的ですが、催眠療法がつくと何やらにわかに怪しくなる。そう思う人は少なからずいることでしょう。しかし、苦しさから解放できるなら、方法論をうんぬんすることはない。半覚醒状態で潜在意識に入り込み、深層にある悩みの根っこを探り当て引っこ抜いてしまう。いわばメスを使わない心の手術のようなもの。最大の効果があるなら、それでいい。ヒプノセラピーは全く未知の分野でしたが、間近に接して、その効果に驚いています。伊藤惠理のカウンセリングとヒプノセラピーを受けに来たクライアントの来た時と帰りの顔色、表情の違いをみれば説明はいりません。

 

投薬や外科手術の現代医学はもちろん進歩しています。ですが、メスで切れない、薬で消せない「心の癌」にはカウンセリングとヒプノセラピーは有効のようです。今回、卒業した4人も、どうか、薬の代わり、メスの代わりになってください。

わたし、失敗しないので。伊藤惠理の信念です。

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わたし、悩みを丸く収めます。マリン

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