マリン(我が家の10歳になる愛猫)が、膀胱炎になりました。昨夕(3月19日)、トイレの石に赤い液体が付着しているのに気づいてドッキリ。その後、トイレで小便をする瞬間に立ち会い観察すると、赤い液体がポトリ、ポトリと3滴落ちました。血尿だ! すぐ病院に予約を入れ、3月20日、クリニックに行って来ました。
エコー検査をした結果、膀胱炎で良かったです。僕が先日、前立腺がんの疑いで大騒ぎをしたばかり。今度はマリンかと不安もあったので安心しました。
餌に問題があったようです。メタボリックスユリナリーというクリニック推奨のフードをずっと与えてきましたが、1カ月前から海外から取り寄せていたオーガニックに替えたばかり。とたんに異変です。僕はすぐ因果関係を疑いました。
先生が説明してくれました。「オーガニックって聞こえはいいですけど、猫は石ができやすいんです。ユリナリーって、おしっこという意味です。腎臓や尿路をケアするものです。添加物は入っていますけど、それはしょうがない。猫は生きて20年。まったく問題ありません」
つまり、普通のペットフードだったら、まだしも、最も尿系統をケアするものから一気に転換したため、すぐ体が反応したわけでした。怖いです。オーガニックが総てよくて、添加物がすべて悪い訳じゃない。極端はいけない。バランスです。いい勉強させてもらいました。マリンには悪かったけれど。
ところで食事担当は僕です。話が猫の習性になりました。先生は「(猫は)どっち(僕と妻と)が好きなんですか?」と聞いてきました。
考えるまでもない。マリンはいつも僕に対して上司です。
以前こんなことがありました。夜の寝入りばな「ヨーイチッ!」という呼びつける声が聞こえて「えっ?」と周りを見ると、そこにマリンがいてビックリ。
まさか、猫が言葉をしゃべったの?
しかも、いつも「フロ!」とか「メシ!」とか言いつけられているようにしか思えない。僕が抱きしめると「シャーッ」と勝俣州和ばりに威嚇してくる。恵理先生には実に従順です。だから答えは簡単でした。
「妻です。僕は餌をあげているのに、上から目線ですよ。犬は順列を作るっていうけど、猫は作らないんですよね?」
「いえ、作りますよ。飯を上げる人は召し使いです」
ガーン。「メシをやるだけに、メシ使いですかぁ…」とうなだれました。
そういえば、いつも僕を見ると「おーい、メシ」と言いつけてきます。うぅ、僕は一昨年に会社を卒業し、縦社会から解放されたと思ったら、今度は家で猫の僕(しもべ)とは…。
わかってる? メシって言っても出さなかったら、こうよ!
ハーイ…。